シドニーの語学学校ELC(English Language Company)に行ってきた!
2018年1月29日観光しまくった一週間を終え、この日からシドニーの語学学校に通う生活が始まります。
語学学校を選び、申し込みをするところまで留学ジャーナルなどの中継会社を使わずに自分の手で行ったので、その様子も合わせて紹介していきます。
- 何を基準に決める!?語学学校の選び方
- 初登校日はなんとストライキが起こる可能性があった!?
- 日本の英語教育について考えさせられる
- 英語が話せなくても点数がとれてしまう・・・
- 英語はコミニュケーションのツールでしかない
- 留学の良さは実体験として肌で感じるものがあること
何を基準に決める!?語学学校の選び方
私がオーストラリアでの英語の勉強のため、選んだのはELC(English Language Company)という学校。
本当にシドニーの中心地にあるような学校です。
「シドニー 語学学校」みたいなフレーズで検索をかけると、たくさんの学校が紹介されます。
そのなかで、私がこの学校を選んだ理由は
- シドニーの中心地にある
- レベルに合わせたクラスが多数ある
- 授業以外のアクティビティも豊富
- 日本人生徒の比率が低め
- なんとなく良さそうと思った直感!
いくつか理由を列挙してみましたが、そもそも
- 海外にいくのも初めて
- 語学学校に行くのも初めて
という状況。いろんなレビューや学校説明を見ましたが、読めば読むほどどれがいいのかわからない…
最後は本当に直感で決めました。
とはいえ、全部終わってみてこの学校を選んでよかったなと思ったのも上にあげた理由があたります。
実際にどうだったかの体験談はこちらの記事にまとめています。
初登校日はなんとストライキが起こる可能性があった!?
1月29日が学校初日だったのですが、なんとこの日は前々から鉄道会社がストライキを起こすと宣言しており、
- それにともなってバスもストライキを起こす?
- 電車が動かないからみんな車&バスで超混雑する?
といろんな不安がありました。
しかし、給料に納得が行かないからストライキを起こす。
そしてそれを至極当然のように受け入れる市民。
日本って全くといっていいほどストライキ起きないですよね。
だから、ストライキが当然の権力として行使され、それを平然と受け入れる。
これにはかなりカルチャーショックでした。
そうか、文句があったら主張していいんだよな。
日本で同じことをやったら給料をあげなかったことよりも電車を止めた人々がクレーム受けるんだろうな・・・
と思うと社会のあり方や自分の意思を主張することの重要さについて考えさせられました。
とはいえ結局、ストライキは起こらず、バスも電車も普通に動いてましたので予定通り登校できました。
日本の英語教育について考えさせられる
さて、語学学校に着きまして簡単な手続きを行ったあとはガイダンスとクラス分けテストが待っています。
これはその人にあった教育をということで、どの学校でも同じだと思います。
こっから全てが英語の世界が始まりました。スピーディーにペラペラっと説明していく先生。丁寧に重要なところは繰りかえし強調して喋ってくれてますが、こう流暢に英語を喋られるとテンパる・・・
学校の概要と校内を簡単に案内してもらったあとは、クラス分けテスト!
ペーパーテストとインタビュー形式のテストの二つからクラスを決めてくれます。
まずは、ペーパーテスト!
語彙問題から、文法、会話、並び替えなどごくごく普通の問題。この辺は比較的簡単に解くことができました。
そして最後の問題は英作文。
まる1ページの解答欄に、オーストラリアについてから、この学校に来るまでに何をしたか、この学校で何を学びたいか記入しなさい。という問題。
これが本当にむずかしかった。中学高校大学と英語を8年近く勉強してきた私。ここにきて英作文なんてほとんど触れていないことに気がつきます。
文法とか語彙がわかっても文章って意外とかけないんですよね。
一文は書くことができても、それを繋げる言葉がわからない。
ひたすら、AndやThenで文章を続ける始末・・・
書いてて恥ずかしくなってしまいました。
続いてのインタビューも、いつまでいるの?どうやって来たの?なんのために英語を習うの?といった基本的な質問だったのですが、聞き取るのも返事を返すのにも一苦労でした・・・
もうこの時点でメンタルはボロボロ・・・
もっと勉強しておけばよかった、この先ちゃんとやっていけるのか不安という状態
日本の教育のせいにすると甘えと言われるかも知れませんが、やっぱり英会話、英作文といった生活面に置ける基礎的な部分を勉強しないというのはなかなか問題があるように感じました。
英語が話せなくても点数がとれてしまう・・・
しばしの休憩のあとクラスが発表され、私のクラスはというと
Intermedeate
そう、中間クラス。
この学校ELCではクラスが上から
- Advanced
- Upper Intermediate
- Intermediate
- Pre-Intermediate
- Elementary
と分かれていまして、Intermediateは本当に中間って感じのレベル。
しかし、あとで授業に出てみてわかるのですが、このレベル、みんなは日常会話が不自由なくできるくらいには英語話せるんですよね。
そんななか、文法がわかるゆえにテストの点数が取れちゃって上のクラスにいくことになった日本人・・・
これはやばい!そう感じざるを得ませんでした。
英語はコミニュケーションのツールでしかない
最初の授業は教材を読みつつ、生徒同士で会話(Conversation)を中心にした授業。
お察しの通り、ボロボロでした・・・
あえて言い訳をさせてもらうとすると、
先生の話す綺麗な英語は聞き取れる!
でも、いろんな国から来た生徒の話す英語が全然わからない!
運の悪いことに?最初にペアになった生徒がアルゼンチンから来た男性。
すっごいエスパニッシュなまりのある英語で、まじで何言ってるのかわからない・・・
外国で英語を喋る、習うってこういうことなんだなと実感。
いろんな国から来た人たちにはその国のなまりを受けた英語がある。
それでも、お互いになんとか会話をするために英語という言語を使う。
言葉はコミニュケーションのツールでしかない。
とはよく言いますがこういうことか!と肌身に感じた瞬間でした。
もちろん日本人も相手からすればかなり癖のある英語を喋ってると思いますし、
インド人とかベトナム人の英語はさらに癖があって聞き取れない。
でもそんなことは体験してみないとわからない。
こりゃやばいなと思いつつも留学してみてよかった、と心の底から思いました。
留学の良さは実体験として肌で感じるものがあること
ただ単純にTOEICでいいスコアが取りたい!とか英語が話せるようになりたい!とかいう理由であれば、日本でも問題なく達成できると思います。
TOEIC対策の教材なんてごまんとあるし、英会話スクールもいまやオンラインで24時間できる時代。その気になればいつだってどこだって”英語”を勉強することはできます。
じゃあ留学のメリットって何!?
と聞かれるとそれは上にも書いたような実体験があること。
いろんな生徒がいろんな理由を元に”英語”を勉強しにくる。そこでしか経験できない感じられないことがある。それが留学のメリットだと思います。
教材を使って基礎文法・語彙を習得し、過去問を解いてTOIECというテストに慣れれば、必然的にいいスコアがとれ、日本において英語ができる人という称号を得ることができます。
ネイティブの講師と毎日英語会話をし、添削をしてもらう。綺麗な発音を習得し、いろんなフレーズが使えるようになる。きっちり続けていればネイティブと英語で話せるようになるのも時間の問題でしょう。
でもそうじゃなく、フランス人、ブラジル人、台湾人、アルゼンチン人。いろんな国の人とぐちゃぐちゃでもいいから”英語を使って会話"をする。これが体験できるのが留学だと思います。
その人の生き方を直接聞けるのが留学の最大のメリットであり、人間としてものすごく視野が広がる出来事だと思います。
これは後日別の記事に書きますが、私はそこであった日本人ともいろんな話をして、とてもいい影響を受けました。そういったことを得られるのも留学のいいところです。
何を目的とするかは、人それぞれだと思いますが”英語”を学ぶ以上のことが留学にはある。それが伝わればと思います。
それでは!