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自分らしさを表現したい

静岡→名古屋 突撃ヒッチハイクの旅 【1日目】

 

どうも、のろじぃ(NoL0Gy)です。

 

今回は、旅好きな私がやりたかったことの1つヒッチハイクで静岡から名古屋まで突撃してきました!

その様子を旅行記としてつづっていきます。

 

  

気合いを入れて人生初のヒッチハイク旅出発

 

いろんなところにとにかく行ってみたい!けどお金もない!

そんなとき、ヒッチハイクで行けたら交通費かかんないじゃん!

 

ということで、人生初のヒッチハイクに挑戦してみました。

 

 

最初なので不安もあり友人を誘ってみると

 

  • 日本でヒッチハイクってつかまんの?
  • 男2人って乗せてくれなくない?
  • 俺なら自転車で旅するわ

 

と、あしらわれる始末。

(実際はもっと優しく言ってくれてます。)

 

これは一人で行くしかないと腹をくくったのろじぃ。

日本でもヒッチハイク余裕で出来るよ!という情報だけを信じ、バックパック背負って旅に出ました。

 

”なんとなく名古屋行ってみたいな”

という理由で目的地は名古屋に決定。

途中浜松にもよって牡蠣や餃子も食べれたら嬉しい。

 

 

スタートは高速近くの大場・函南IC

最初は簡単なところから始めようということで、スタート地点に選んだのは

静岡県大場駅から徒歩15分ほどのところにある”大場・函南ICまえの信号”

 

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函南街道から伊豆縦貫道路を通って東名&新東名につながる道

交通量も多く高速に乗る人も多いんじゃないか?と予想!

目的地も名古屋と遠いのですぐに高速に乗りたかった。

 

 

雨がチラチラと降るなか、持って来たスケッチブックに”浜松方面”と書いていざヒッチハイクスタート!

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スケッチブックを掲げるこの瞬間は緊張MAX

でもこれを掲げなきゃどこにも行けないと決意を固める。

 

 

初っ端は緊張したものの、車はどんどん通り過ぎて行くのでいちいち他人の目をきにする必要がないとすぐにさとる。

むしろ目立たないと乗せてくれないと思い必死にアピール。

 

 

待つこと30分…

 

だれも乗せてくれないw

 

目があう人も何人かいるんだけど、みんな苦笑い…

 

 

あ、これヤベーやつだ

ヒッチハイク初めて30分いきなり試練がやってきたような気がする…

 

 

 

このままじゃいかん!と思い、車に乗ってる側の気持ちを考える。

 

天気は悪いものの、道路は広く立っている場所もひらけているので、気がつかないわけではなさそう。

 

じゃあ乗せてくない理由ってなんだ?

ルートが間違っててそもそもここからじゃ浜松行けないのか?

と思いグーグルマップで浜松までの道のりを調べてみると…

 

 

浜松まで高速を使って2時間。

 

 

 

道のりはあっているものの、わけわからんヒッチハイカーを2時間も乗せたくないわなw

 

「お、なんかヒッチハイクやってる!浜松!?それは遠すぎてむりむりw」

 

というドライバーの心の声を読み取り行き先変更!

 

 

 

行き先を、高速で30分ほどの距離にある”富士”に変えてみた。

 

そしたらものの5分で車が止まった!

 

スケッチブックに書く行き先めっちゃ重要やん!

 

 

てなわけで、晴れて1人目の車に乗車。

人生初のヒッチハイクに成功の瞬間!

マジで嬉しくてちょっとにやけながら”ありがとうございます!”と感謝をのべつつ乗り込みました。

 

.

 

 

【1人目】大場・函南ICから日本平PAまで

最初に乗せてくれたのは 50代くらい?のおっちゃん。

 

自分も中学生ぐらいのときにヒッチハイクをして海まで行ったことがあるらしく

「たまには良いことするか」ってことで乗せてくれました。

「仕事が終わって静岡まで帰るところだから途中まで乗せてやるよ」

とのことで、その手前にある日本平PAで降ろしてもらうことに。

 

車中では、「そういうチャレンジって良いよなぁ。それで九州とか行けたら最高だよな。」

とか、「目的地は名古屋なんですけど途中浜松に寄りたいんですよね。」って話をすると浜松付近の情報を教えてくれたり、

 

「浜松競艇場から名古屋まで無料バス出てんじゃないか?」*1という有力情報を教えてくれました。

 

 

土砂降りの日本平PAヒッチハイク

 

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日本平に到着し、小腹が空いたのでコンビニで軽食。

(フードコートはちょっとお値段が高い…)

 

運良くコンセントのある休憩スペースがあったのでしばし休憩し次の目的地を考える。

 

雨がだんだんと強くなって来て”今日中に名古屋までいけるのか?”

 

という疑念が強くなってきた…

 

 

 

少しでも名古屋に近づいておこうとうことで、次の目的地は”浜松”に決定。

さっき書いたやつが使えるしね

 

 

小雨と土砂降りが代わる代わる訪れる天気の中

少しでも雨が弱まった時間を狙ってスケッチブックを掲げる

雨が強くなって来たら屋内に避難

 

そんなことを繰り返して1時間以上がたった…

日本平PAは少し小さめのPAなので、車の出入りが少ない

トラックは結構止まってるものの動き出す気配もない

 

 

PAで働いているスタッフのためにPAから一般道に降りるルートがどこかにあるという情報は得ていたので

 

 

「最悪この辺で今日の宿探しかなぁ」

 

 

なんて思っていると一台のトラックが止まってくれた!

 

 

【2人目】日本平PAから刈谷ハイウェイオアシスまで

続いて乗せてくれたのは30〜40代くらいのトラックの運ちゃん

長いこと止まっていたらしく、

「雨ん中長いこと掲げてたもんなぁ」と言って乗せてくれました!

 

 

「こんな雨の日はね、みんな気持ちが沈んでるから乗せたくないんだよ」

と載せる側の気持ちをバッサリ!

そんな中乗せてくれるなんて本当にありがとう!

 

「名古屋目指してたんですけど今日は浜松くらいでやめようかなと思ってるんですよね」

と若干の諦めを伝えると、「仕事で横浜から三重まで行くからどこままでも良いよ!」

 

「マジっすか!?」

まさかの幸運に驚きながらも、名古屋手前の大きいSA刈谷ハイウェイオアシスまで乗せてもらうことに!

 

長距離を移動するトラックの運ちゃん、話し相手が欲しくて今までも結構ヒッチハイカーを乗せているそうで、仕事の話や運ちゃんの人生の話をたくさんしてくれました。

自分から話題を切り出すのが苦手な私にとっては好都合!

 

 

”生きるそして働く”ことの重さを語ってくれた車中

なんとこの運ちゃん、もともとは超有名な某自動車メーカーに勤めていて、バリバリのサラリーマンだったとか、その後も某有名企業に勤めていたりといわゆる勝ち組だったそう。

そんな人がなぜトラックの運ちゃんになってしまったのか

 

「人間関係ってのが難しくてね、朝起きたらストレスで神経やられちゃっててそれで前の会社やめたんだよ。トラックならずっと一人だし、気楽でいいさ。」

 

 

ふ、深い…

 

 

自分もいろんな悩みを抱えて、迷いに迷って飛び出したこのヒッチハイクの旅。

とんでもない人にあった!そう感じた瞬間でした。

 

運ちゃんの苦労話、悩んだことも聞きつつ、自分の話もしていく

 

「自分も今人生に悩んでるんです。」

「この先どうしたらいいのか見えなくなっちゃって。」

 

話ながら…涙をこらえながら…

 

「人生ってのはずっと迷いながら進んで行くんだよ

俺だって今もまだ悩んでる

でも、前に進むしかない

この道で行くって決めたから。」

 

「親を考えてみろよ

会社で上司に怒られ、家に帰ったら家族にサービス

自分の好きなことをする時間もない

それでも、家族のために精一杯働く

それでいいんじゃねえか?

守るものがあると人間ってのは強くなれるんだ。」

 

 

”守るもの、自分の生涯をかけて守り抜きたいもの”

 

 

自分にとっての”守りたいもの”ってなんだろう

 

周りに合わせて生きてきた今までを振り返って

その言葉の重さに圧倒された。

 

自分のプライドもない。彼女もいない。

そんな私にとってこれほど突き刺さった言葉はなかった。

 

「彼女欲しいなぁ」

 

ふと、そう思ったのを覚えてる。

 

 

 

”生きるそして働く”

 

 

世の中にはいわゆる成功者って人がたくさんいて、自分のやりたいことで生きている人たちがたくさんいる。

 

そういう人になりたいと思う自分

 

でもその人たちにも苦労はたくさんあって、挫折もあって、それでも守りたいものがあるから必死で掴んで離さなかったものがあるから、その人たちの今がある。

 

自分はまだまだスタートライン。そう教えてくれた。

 

日本平から刈谷まで2時間くらいの道中だったけど、あっという間にすぎてしまいました。

 

 

 

 

 

 

良いことがあれば苦労もある!絶望の刈谷ハイウェイオアシス

深いメッセージを与えてくれた運ちゃんに見送られ、刈谷ハイウェイオアシスに到着。

刈谷SAはとても大きく、上りと下りのSAが合体しさらには一般道からも入れる道もあり、ちょっとしたテーマパークのようなエリアでした。

 

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「こんなデカイサービスエリアなら名古屋までは簡単だな!」

その考えが甘かった…

 

時間も遅くなり19時を超えていたので、今度はフードコートでご飯。

名古屋コーチンを使っているという親子丼を食べました。

気持ちに余裕があると財布の紐も緩んでしまうw

 

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意気揚々とスケッチブックに”名古屋方面”と書き、「さあ次のヒッチハイクだ!」と思ったところで、あることに気がつく。

 

 

サービスエリアがでかすぎてヒッチハイクポイントがどこかわからない!

 

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もちろん本線に戻る道は一本しかないのだけれど、駐車場から本線に入る道までの距離が短くて狭いのです。

「ここじゃ立ってても車が止まれない。」

そんな道しかなく、ヒッチハイク初心者の私は大ピンチ

 

時間も遅く、あたりも暗くなって来たので目立つ場所もだんだんとなくなってきていて

 

「や、やばい!」

 

心の中はそんな気持ちでいっぱいでした。

 

本線に入る道はそうそうに諦め、トイレ付近にたってヒッチハイクを試みる。

しかし、大きなサービスエリアだけあってトイレも5箇所以上あって、人もかなり分散している…

 

トイレの前で1時間くらい粘ってみるも

”ここじゃ誰も乗せてくれねぇべ”

これから兵庫に行くという運ちゃんの一言にポッキリ心を折られ

 

21時。ヒッチハイクの旅1日目終了を決意。

 

暗くて人もいないし、サービスエリアを出て行く車は日本平よりも少ない

これはもう捕まらないな。

一般道に降りる道が明確にあるってことも、気持ちに揺さぶりをかける要因にもなって今夜はここから歩いてなんとか寝れる場所を探すことにしました。

 

 

幸いなことに!?刈谷ハイウェイオアシスには”天然温泉かきつばた”という温泉施設があったので、ひとまずそこで休憩することに

ジェットバスに露天風呂、五右衛門風呂にサウナまでとっても充実した温泉でリフレッシュ!

 

 

 

寝る場所を探しひたすら無心で歩いた1時間30分

「一般道に降りれるなら寝る場所もすぐ見つかるわな」

なーんて思っていた自分を殴りたい

 

  • 近くのホテル(ラブホ)まで徒歩1時間
  • ネットカフェまで1時間30分

 

「なんてど田舎に降り立ってしまったんだ!」

刈谷の人ごめんなさい。高速道路なんてそんなもんです。)

 

 

グーグルマップでの評価が☆1しかないラブホに行くのはちょっと怖かったので

歩いて1時間30分の距離にあるネットカフェに行くことに

「ベットで寝たかったなぁ」という気持ちを背負いながら夜中23時の刈谷市内をふらつきました。

 

 

道中はひたすら音楽を聞きながらひたすら無心で歩きました。

2泊分の荷物が入ったバックパックが重い…

 

”これも人生やな”

 

なーんて気休めに思いながらひたすら歩いてネットカフェに到着。

ラッキーなことにフルフラットの個室が空いていたので横になって休めました。

 

Wi-Fiもあるし映画も観られるし充電もできる、足を伸ばして寝れないってことを除けばネットカフェほど充実した宿はありません。

 

 

ヒッチハイクの旅1日目の感想

しょっぱなから山あり谷ありだったヒッチハイクの旅1日目。

”これも人生だよな”それが一番の印象。

 

良い人にも出会ったし、深く大切なメッセージをくれた人もいた。

サービスエリアで誰も振り向いてくれず途方にくれる時間もあった。

 

そんな1日目でした。

はたしてのろじぃは名古屋までたどり着けるのか!?

 

2日目の様子はこちらから↓

静岡→名古屋 突撃ヒッチハイクの旅 【2日目】

 

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それでは!

 

 

 

 

 

 

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*1:あとで調べてみたけどそんな最高なバスは見つかりませんでした。本当はあるのかもしれないけど…